サミュエル・ベケット『Happy Days』を巡って
来年1月、青年団若手自主企画ハチス企画にて『ハッピーな日々』を上演するにあたって、同じく2月に『しあわせな日々』として上演されるかもめマシーンの萩原さんとトークイベントを実施してみることになりました。
同じ戯曲にも関わらず、それぞれが全く違うスタンスで稽古場、演出を考えています。
10年かけて翻訳されたという翻訳者、長島確さんをお招きしじっくりお話しますので、ぜひご来場ください。
トークイベント
サミュエル・ベケット『Happy Days』を巡って
サミュエル・ベケットの『Happy Days』は、1961年の初演以降、世界中でピーター・ブルック、ロバート・ウィルソン、フレデリック・ワイズマンなどさまざまな人々の手によって上演されてきた。
今年、長島確による新訳が出版された本作を、2019年1月にハチス企画が、2月にかもめマシーンが上演する。これらの上演に先立ち、両団体の演出家である蜂巣もも、萩原雄太が、ゲストに長島確を迎え、トークイベントを実施。演出家によってさまざまな解釈が可能なこの作品を、3人がそれぞれの視点から語り合うことによって、『Happy Days』という作品の持つ魅力を探る。
日程:
12/18(火) 19:30より
※受付、開場開始は20分前。
※1時間半程度を予定。
場所:
吉祥寺シアター1F シアターカフェにて
定員:
10名程度
料金:
1000円
予約受付:
お名前、人数、連絡先を記入してください。
プロフィール:
長島確(ながしま・かく)
1969年生まれ。東京都出身。ドラマトゥルク・翻訳家。大学院在学中、ベケットの後期散文作品を研究・翻訳するかたわら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇に関わるようになる。その後、ドラマトゥルクとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。近年は演劇の発想やノウハウを劇場外に持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。訳書にベケット『いざ最悪の方へ』、『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳)ほか。
萩原雄太
1983年生まれ、茨城県出身。演出家・劇作家・フリーライター。早稲田大学在学中より演劇活動を開始。愛知県文化振興事業団が主催する『第13回AAF戯曲賞』、「利賀演劇人コンクール2016」優秀演出家賞、浅草キッド『本業』読書感想文コンクール優秀賞。
かもめマシーン『しあわせな日々』
蜂巣もも
1989年生まれ。京都出身。青年団演出部所属。 京都造形芸術大学舞台芸術学科入学後、演劇とダンスの境はどこにあり、非現実的な身体と言語は果たして共通しているのか、伊藤キムや寺田みさこに師事しながら考え、学ぶ。
2013年からより多くの劇作家に出会うため上京し、こまばアゴラ演劇学校無隣館に所属。『授業』(作 ウージェーヌ・イヨネスコ)、『不眠普及』(作 綾門優季)、sons wo:『水』(作 カゲヤマ気象台)、『木に花咲く』(作 別役実)など古典から現代の作家まで、広く上演を行う。