作品記録『木に花咲く』 2017年1月26日演劇の上演をなるべく言葉にしたい。重要なことは稽古や思考の振り返りではなく、作品の言語化。 今回とくに私は感覚的に作ったため、上演に対しての言語化が拙かった。反芻する場にしたいと思う。 『木に花咲く』記録写真 撮影:吉原洋一 <『木に花咲く』は一体なにを作りたかったのか>...
蜂巣ももの演出について 触知された世界から〈傷〉の秘密へこの文章を書いている時点で、ぼくは稽古を何度かのぞき、通しを一度だけ見ている。 期間としては十月から三ヶ月程度。蜂巣もも、そしてハチス企画を見ていく中で、脳裏によぎったいくつかのイメージを書き留めてみたい。 『水』。初めて蜂巣ももの演出作品を目にした時。カゲヤマ気象台が筆を...
approach No.4 植浦菜保子ー俳優のアプローチapproach No.4 植浦菜保子ー俳優のアプローチ 聞き手:渋革まろん 日 :2016年12月21日(水) あえて、こう問うてみたい。役者とは何だろうか? こうした本質論は実りのない空論で終わるものだけれど、植浦さんの抱く「役者像」を聞くと、単に「役を演じる」だけじ...
approach No.3 渡邊織音ー舞台美術家のアプローチ②②舞台美術へのアプローチ篇 『木に花咲く』美術案;渡邊織音 ■『水』/呼応する空間 織音さんの経歴から感じたポイントが二つあります。 その場に働きかけて、そこにいる人達がアクションを起こしていく環境を作っていくこと。 もう一つが、とにかく行くところ。行って思う。これはすごい...
approach No.3 渡邊織音ー舞台美術家のアプローチ①approach No.3 渡邊織音ー舞台美術家のアプローチ 聞き手:渋革まろん 日 :2016年12月20日(火) 渡邊織音(わたなべ・しきね)さんの経歴は多少複雑だ。 学部+修士で6年大学に通う。のではなく、その間にヨーロッパ遊学とメキシコ留学休学と、3.11後の...