"授業"

 

2014年製作 / 1:00 min 作 ウージェーヌ・イヨネスコ 翻訳 安堂信也/木村光一

​場所:アトリエ春風舎

 

出演:石川彰子、植浦菜保子、串尾一輝(以上、無隣館)

​照明:井坂浩(青年団)、美術:高橋まり、音響:曽根貴了、制作:水谷円香(無隣館)

​ある教授の家に一人の女生徒が教育を受けにやってくる。初めは順調に進むものの、簡単な間違いや齟齬が生じたまま、教授の授業は白熱する。

この上演では教授役を女優が行いました。元女生徒が過去体験を反復する、として。
体罰からの自殺を選んだ学生の報道で賑わっていた頃、メディアでは当初「体罰自体が悪いわけではない。私もそのような体験をしたが、先生を恨んではいない。」というコメントがとても多かったのですが、世間・政治の動きとして体験を容認しない流れになった時、こういったコメントをした人たちは何も言えなくなったように見えました。何か歯に挟まったような顔をして。
何も言えなくなる、とはなんだろう。
記憶はどんな重みでその人達の中にあるのか、生徒と教師の間にある特権的体験があまりに私的なことすぎてそうさせるのか。自分の体験と組み込みながら作りました。自分の感覚と混ぜつつ、離しつつ、見せてみるという感じです。
何かを訴えたわけではないけど、作品が見てもらった人の中に、燻る(くすぶる)ような時間になればいいなと思っていました。

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