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朗読会(お試し版)を終えて

ひっそりとお知らせしていた、勇魚み朗読会お試し版、無事に終了しました。

見に来てくださった方々、またカフェ イココチのオーナー藏下さんご夫婦に感謝申し上げます。

この朗読会を経て、いろんなことを試しました。

・朗読とは果たして面白いのか。

・俳優といかに付き合っていくか、それを上演のテーマ、根幹にも組み込むこと。

・あらゆるタイプの作品を読み、それぞれに適した時間を探る。

それぞれぼんやりと解答が出ましたが、これは一番大事だと思ったことは、一緒に上演した俳優が今回やったもの以外にも無数の可能性があることを感じた、と言ってくれたことです。これは今まで自分が作品を上演してきて、あまりなかったことだと思います。

「成長」はもしかするとさせたかもしれませんが、その上演の場をもう一度踏みたいかどうか明言されたことはありません。

私がどうとかではなく、「朗読」という場に人が集まるきっかけになった瞬間を感じ、これは何物にも代えがたいなと思いました。その場は自然と成長したり改善していく可能性を含んでいるからです。

ある人が本に思いを馳せながら声に出し、それを聞いた人がその声をきっかけにして静かに想像増やしていく夜はなかなか特別なものでした。

またやる機会を作りたいと思います。

蜂巣もも

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